「心の暗闇」は、
瞑想のときに入るようなものではない。
目を閉じて感じるようなものではない。
「暗闇」に出たり、入ったりするような、そんな生ぬるいものではない。
「心の闇」は、出口のない「真っ暗闇」。いつ出れるのかも分からない、「真っ暗闇」。
自分が、「真っ暗闇」で暮らしていようが、「光の世界」で暮らしていようが、
外側の世界は、なにも変わらない。時間の経過の中で、外側の世界は、移ろいでゆく。
「暗闇の世界」は、時間の流れが変わる。時間が止まる時さえある。
その「暗闇」から出れば、楽になることも分かっているが、抜け出すこともできない。
肉体はここで生きていても、心はどこにあるのか、どこで生きているのか分からない。
ただ、涙が溢れてくる・・・そういうところもある。
不安、恐怖で眠れない・・・そういうところもある。
あの人はきっとこう思っている・・・そう感じるところもある。
この先自分はきっとこうなる・・・そう思うところもある。
自分はもうダメ・・・そう思うところもある。
そういうところ、それは、確かにそこにはある。
「いつまでこんなところで生きていくのか、抜け出したい、でも抜け出せない」「自分は病気ではない。でも、普通じゃない。」「ここにいる自分を分かって」「この自分を分かって」・・・
どんなに周りの人に分かって欲しくても、分かってもらえない。そこを知らないから。
その次元、それは、「心のチャンネル」「テレビやラジオの番組」のようなもの。
その世界でいると、外側の世界の人は、心の病気だというかも知れない。
この「心の暗闇」は、ここに入った人にしか分からない。
入ろうとしても入っていけないところ。
そんな「心の暗闇の中」にも、中真の心軸がある。
「愛に包まれるところ」「魂と繫がるところ」「神々と繫がるところ」「命の源と繫がるところ」がある。
そこに「生まれてきた光の道すじ」がある。
生きながらにして、あなたを生まれ変わらせる、向こう側の計画。
それが、「暗闇」から始まる。
この宇宙が、そのあなたを必要としているから・・・。
あなたが、生きようとしなくても、あなたが頑張らなくても、生かしてくれているところがある。
あなたから死を選んではいけない。あなたの寿命はまだきていない。
あなたが生きたくても必ず死ぬときがくる。死ななければならない時がやってくる。
その時まで、生きなければならない。
「暗闇」から始まる、「どん底」から始まる、光の世界。無限の世界。
この世界で生きながら、違う世界(次元)があることを知る。
この世界で生きながら、違う世界(次元)にいけるということを体験する。
あなたは今ここから、色んな自分になれる。それを体験する。
そして、「自分だと思っていた自分は、なかった」ということを知る。
あなたを誕生させた向こう側には、向こう側の意図、計画がある。
そこと繋いで生きていく人生。それがここから始まる。
新しい自分として、この宇宙を生きる。
そのすべては、「闇」から始まる。
生まれてくるときも、死んでいくときも「ひとりであるが、ひとりではない」。
その導かれているところ、生かされているところに今、意識を向けよ!